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福田久稔プロは三重テレビ放送が厳正なる審査をした登録専門家です

ちょっとした配慮でトラブル回避:言葉の使い方

福田久稔

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テーマ:言葉の不思議

言葉は生き物です。

自分は良かれと思って使ったものの、実は誤用であると真意が伝わらなくなったり、経緯が伝わらず、逆効果になったりします。

【させていただきます】
「させていただきます」は、動詞「する」+接続助詞「て」+「もらう」の謙譲表現である補助動詞「いただく」でできています。
させていただくには、以下の2つの要件が必要です。
・基本的に相手の許可を得て自分が何かを行う
・自分がその恩恵を受ける

最近では、自分の行為を丁寧語としてつかい、○○させていただきます。と使う例が見受けられます。
上記の2つの要件が揃っていないのに使うと、別に許可をしていないなどとなってしまい、場合によっては慇懃無礼と取られ、逆効果になります。

こうした場合は、○○いたします。と表現する方がスマートでしょう。

【わかりました】
「わかりました」も、注意が必要です。
「わかりました」は、「わかる」という動詞に丁寧語の「ます」を過去形にして、組みあわせた敬語です。
しかし、丁寧語は相手への敬意が小さく、ビジネスでの利用は避けるべきです。
言い換えとしては、
・かしこまりました
・承知しました
・承りました
を使うと良いでしょう。
なお、「了解しました」は、上司には使えません。

「わかりました」は、ビジネス上では利用を避けた方が良いでしょう。

【よろしかったですか】
「よろしい」の過去形です。ということは、過去に相手が承知している場合は使えますが、現在の確認には不適切です。
これも、スマートに「よろしいでしょうか」で大丈夫です。

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