「学びとは」第5回 とろろ汁と古典
「普通」ってよく使いませんか?「普通、できるでしょ?」ってお子さんに言うことありませんか?
それって、何かというか、だれかと比較していますよね。あなたご自身であったり、よそのお子さんだったり。
たとえば、
親:「○○くんの苗字なんだっけ?」
子:「知らないよ」
親:「その学年になれば、普通知ってるでしょ?」
お子さんは、苗字を知らなくても、通じ合える仲ということです。苗字を知らなくても不便がないわけですし、少々悪い言い方をすれば、おともだちの苗字に興味がないわけです。
でも、本当に比べる必要がありますか?その子はその子でいいんです。それが個性です。
運動が得意な人もいれば、数学が得意な人もいる、私はそれでいいんだと思います。
じゃあ、得意なところから、興味を伸ばせばいいのだと思います。
野球が好きな子がいたとします。遠投をすると、ボールは山なり相手に届きます。スピードはどの段階が一番早いかって考え始めれば、理科の勉強になります。実際にこの説明をすると大変長くなるので割愛しますが、興味があれば調べてみてください。
いまは、みんな個性的でそれでいいのだと思います。とんがった部分が一つだったら、そこから、とんがりの幅を広げてあげれば、全体が大きくなります。
比べるのは他人ではなく、昨日の自分です。