国公立大学出願に際して
【「効率よく」勉強する方法(1) 】
~塾長コラム~
「効率よく」というと、
たいていの人は
“本当に必要なこと”だけ とか “テストに出るところだけ” を学習すること
をイメージされるかもしれません。
“これだけやれば合格できる受験テクニック”
という詐欺めいたフレーズもこの範疇に入るかと思います。
しかし、こういう考え方は間違っていると思っています。
なぜなら、
学ぶべきことは無限にあり、
たとえテスト範囲が決まっていたとしても
その範囲でいくらでも深く学び、理解を深めることができるわけですから、
最小限これだけやっておけばよいとか、
このときはこうすればよい、などというように、
学びを皮相化する考え方は、
そもそも指導者たる教師が本来、口にすべきことではないからです。
もちろん、これは理想論であって、
現実は残念なことに、
学ぶ側(生徒や親)からの、
いわゆる“受験テクニック”や
最低限これだけやっておけばよい“ことを教えてほしい、
という根強いニーズがあるため、教師もそれにおもねっているわけです。
学ぶ側のその気持ちはよくよくわかりますが、
同時に根本的な学力アップには決してつながらないことも指摘しておきたいと思います。
私が強調したい「効率よく」は、
「かけた時間に見合う学力アップを実現する」ことです。
同じことを何度もやり直すことがない勉強法です。
続きます