【スマホで経営】
前回まで、開業資金についてお話してきました。
そこでも申し上げた通り、開業資金については「日本政策金融公庫」から借りる、というのが一般的ではあります。
では、銀行や信用金庫等の金融機関は関係ないの?と言うと、そういう訳でもありませんので、一つご紹介したいと思います。
日本政策金融公庫と京都信用金庫が連携し、創業時の運転資金をサポートする「創業サポートローン『公庫から、はじまる』」というものがあります。
これは、両者がタイアップしたパッケージ融資で、2つの金融機関からサポートを受けられる、といったものです。
簡単に言いますと、京都信用金庫では、1年目からは「〇〇万円を借入れ、◯年で返済する」といった、いわゆる「証書貸付」というものはやっていませんが、その間に当座預金を作り、貸越契約を結ぶと、例えば「当座預金の残高がマイナス300万円までは大丈夫ですよ。」といったふうに、「当座貸越」として対応してもらえます。
そして、日本政策金融公庫の方は証書貸付で借入れ、分割返済することが可能です。
また、2年目以降になると、1年目の決算書ができますので、京都信用金庫では証書貸付(10年以内)が可能になります。
あくまで日本政策金融公庫と京都信用金庫のお話なのですが、日本政策金融公庫だけでなく、他の金融機関ともお付き合いをしていきたいという場合、こういったものもあります。