読書日記「百年の孤独」
2月に日弁連の仕事で札幌に行く予定があるのだが、昔修習時代に札幌で履いていた雪用の靴は既に廃棄していたので、雪用の靴を新しく買っていた。
雪用のスーツに合う靴は、だいたい、革靴でも裏面がスタッドレスになっているものが多いが、さらに滑らないような素材が練り込まれているものもある。
私が購入したのは防水のゴアテックス素材で、裏はスタッドレス仕様で、かつ、滑らない素材が練り込まれているものである。
雪靴は札幌だけで、今年は履くこともあるまいと思っていたところ、先週の月曜日は大雪で、札幌に行く前に靴のすべらなさを確認することができた。当日は自宅から駅まで父親に送ってもらったのだが、ノーマルタイヤが多いことに驚いた。滑れば一瞬で事故である。
札幌では、ススキノの交差点のスタッドレスタイヤによって鏡のように磨かれた路面をハイヒールで走る夜の世界のお姉さんがいるが、あれはきっと私にはマネができないであろう。前かがみに体重をかけて、転ばないようにゆっくり歩くことしかできない。
大雪で飛行機が飛ばないことのないように、あるいは帰って来られなくなったりしないように今から祈るのみである。