福祉施設への入所について考える
終わりが見えないコロナ禍だけではなく、各地で災害が発生するなど、下を向きがちな今日で、少し明るいニュースを耳にしました。
夏の全国高校野球鳥取県大会に出場予定だった米子松蔭高校が、試合の前夜に判明した関係者のコロナ感染によって、出場辞退を余儀なくされたものの、鳥取県高野連がその決定を取消して、21日に当初の予定通り試合を行うとの発表です。
野球部主将のツイートがきっかけとなり、多くの著名人なども声を挙げたことから、世論を動かした形となりましたが、米子松蔭高校が試合が行えることに、一高校野球ファンとして「よかった」と心の底から思いました。
鳥取県の高野連の判断もさることながら、対戦チームの理解無くしては有り得ないことだと思いますので、次の試合に向けて準備をしていたであろう、境高校の選手や関係者の皆様には敬意を表したいと思います。
一方で、同様の出場辞退は各地で起こっており、それらとの公平性について疑問を感じる人もおられる様です。
私は、感染者等の状況はそれぞれで異なりますし、それらを一括りに扱えるものではないと思うのですが、同じ最後の大会なのに、挑戦の場すら失った高校球児が今年もいることは、紛れもない事実です。
ただ、一つ思うことは、21日の試合では特定の誰かがSNSなどで注目される様なこともなく、試合だけに集中できる環境で、どちらが勝っても両校に同じ拍手を送ってあげて欲しい、という当たり前のこと。
そして、米子松蔭高校は春の県大会優勝校ということですから、今大会も優勝する可能性が十分にありますが、もしそうなった時でも、県の代表として快く送り出してあげられる様な、そんな雰囲気であって欲しいということです。
両校選手の精一杯の試合に期待致します。
頑張れ! 境高校!米子松蔭高校!