人はなぜキャンプをするのだろう
皆さんは、ここ最近の傾向として
キャンパーたちが山を買って、自分だけのキャンプスペースを作っているのを
ご存じだろうか。
その先駆けは、著名人では、お笑い芸人のヒロシさんだろう。
僕もヒロシさんのYoutubeなどを観て
漠然と、「誰にも邪魔されない自分だけのキャンプスペースって最高やな。」
「自分の山持つのもありなのかもしれない。」
などと思っていた。
そんなおり、本屋さんをぶらりとしていると
「山を買ったぞ!キャンプするぞ!」という本が目に入った。
今の世の中、流石に何でもある。
本の帯には、今ではキャンプ芸人として有名になった
お笑いコンビ「バイきんぐ」の西村瑞樹さんの
「僕も山を買う前にこんな本を読んでおけばよかった!」
というコメントが載っているではないか。
「そうかそうか、山を買う前に読んでおいた方がよい本なのか。」
とコメントを額面通り受け取り、迷いなく購入した。
僕は大学時代の恩師である水野彌一元監督から
アメフト部のイヤーブックで
「思い込みの強い性格が長所でもあり短所でもある。」と評されたとおり
頑なな面がある。
しかし反面、割と感化されやすいところもあり
とりわけ、本を読んだ際などには、顕著にその影響を受けがちである。
なので、この本を手に取った時には
「もしや、この本を読み終わった頃には、山の購入へ向けて動き出すのではないだろうか。」
などと本気で思っていた。
しかし、前記の水野元監督がよく言っておられたとおり
「自分ほど分からないものはない。」
僕は、この本を読めば読むほど
「山いらんな。」
という思いを強めていったのである。
その要因はいくつもあるが
本の中で山を購入した方が皆さん口を揃えて言われているのが
キャンプをすることができるスペースを、まず作るのに相当手がかかる。
重機などで土を掘り返したり、チェーンソーで木を切り倒したり。
その上、雑草狩りなどの維持管理も大変。
また、ゴミを捨てられたりなどしないように、頻繁に訪れる必要がある。
これを読んで僕は、「そこまでして、山いらんわ。」
と思ったのである。
僕はこれまで、「俺は筋金入りのキャンパー」
などと嘯いてきたが、どうやら山を買ってキャンプをしている方々に比べれば
へなちょこキャンパーだったようだ。
そもそも、家の庭や屋上でキャンプできるのだから
(そのように設計してもらった)
それで十分プライベート感は得られる。
唯一と言ってよいできないことは、焚き火なのだが、薪ストーブがあるから
それで焚き火感は、家でも得られる。
山買うとか思う前に、早よ気づけ、ということなのだが。
というわけで、山は買わないことを、ここに宣言します。
だからどうした、という話なのだが。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
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