最後の最後を任せるということ
これは、故野村克也氏(ノムさん)の言葉であるが
僕の好きな言葉の一つである。
ノムさんは、主として野球を語る場面で
この言葉を用いていたわけだが
何も野球に限らず、人生に妥当する理だと思う。
卑近な例を挙げると
僕は、天パ(天然パーマ)である(何をいきなりという感じだが、お付き合いください)。
天パといっても、クルクルに毛が巻いているわけではなく、クセっ毛の程度であるが
毛が伸びてくると、何とも収まりが悪くなっていた。
そんなある時
弁護士になって以来、ずっとお世話になっている美容師さんから
「パーマあててみますか?」と言われた。
僕は、パーマとは直毛の方にのみ威力を発揮するものであって
我々天パ民は、そもそも巻いているわけだから、それを更に巻くなどあり得ない
と勝手に思い込んでいたため
衝撃を受けた。
美容師さんの提案に乗って、パーマをあててみると
髪が伸びてきても収まりがよく、セットが楽になった。
それ以来、数年間、パーマをあて続けている。
僕が、固定観念、先入観に囚われ続けていたら
僕は、収まりの悪い髪に苦労し続け、人生を損していたことだろう。
このようなどうでもいい例はともかくとして
弁護士の仕事においても、固定観念や先入観に囚われることは
百害あって一利なしである。
だから、自らの仕事のやり方や事件の捉え方に対しても
一歩引いて、思い込みで視野が狭くなっていないか、間違った道に進もうとしていないか
見直す視点が必要だ。
と、自分に言い聞かすようなコラムでした。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
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