無性に食べたくなるもの
先日ご紹介したとおり、キャンプ本に自分のコメントを載せてもらった。
(「「キャンプのあやしいルール真相解明」)
僕のコメントはともかく、他の専門家の方のコメントも大変参考になるもので
一冊通して、楽しく読ませてもらった。
そうして読みながら、キャンプについて、あれやこれや思いを馳せていると
当然のように、猛烈にキャンプがしたくなってきた。
以前にも書いたが、もうここ2年、キャンプに行けていない。
そして、土日は何やかんやと予定が入っているし
予定のあるなしに関わらず、なぜか雨予報やし、ということも手伝って
この先にキャンプに行く予定も全くない。
そんな気を紛らわせることになるかどうかは不明だが
せめて、キャンプについて書くことで、なにがしかの効果はあるのではないか
との短絡的な考えのもと、書いてみたい。
さて、「キャンパーなら知っておいて欲しい人物」
と聞いて、誰が頭に浮かぶであろうか。
今は、芸能人や、とりわけお笑い芸人がYoutubeなどで情報発信していることもあり
そういった方々が頭に浮かぶかもしれない。
しかし、僕がイメージしているのは
そのような現代のノウハウ的な情報を発信している方々ではなく
「今に息づいているキャンプの礎を築いた人」とでも言える人物たちである。
「たち」と言ったとおり、2人いる。
一人目は、「ヘンリー・ディヴィッド・ソロー」である。
1800年代のアメリカの作家、思想家、思想家、博物学者で
ウォールデン池畔に丸太小屋を建て、2年2か月間自給自足の生活を送った記録をまとめた
「ウォールデン 森の生活」という書籍が代表作である。
その行動、思想が、現代キャンプのモデルケースとも言われている。
ちなみに、そんなわけだから、「ウォールデン 森の生活を読まねば!」と思い
手に取ったが、なかなかに単調な感じで進んでいくため、途中で挫折してしまい
今は本棚の肥やしとなっている。
そして二人目は、「リチャード・バックミンスター・フラー」である。
フラ—もアメリカ人で、1900年代の思想家、デザイナー、建築家、発明家、詩人である。
フラ—は、「宇宙船地球号」などの言葉を広め、人類の生存を持続可能とすることを追い求めた。
現代のSDGsの考え方を、100年以上前に生み出していた人物である。
フラ—は、そういった思想面でも、現代のキャンプに影響を及ぼしたといえるが
何より、「ジオデシック構造体」を生み出した点が大きい。
「ジオデシック構造体」とは、正三角形に近い三角形を繋げた球体に近い構造体で
非常に強度が高いとされている。
そのため、キャンプのテントに応用されるようになり
最初にテントに用いられたのが、ザ・ノース・フェイスの「オーバルインテンション」である。
このテントは、既に廃番となっており、希少価値が極めて高い。
その後、様々なテントに用いられてきているが
「ジオデシック構造体」をかなり忠実に用いているテントはいくつかあり
そのうちの一つが、ザ・ノース・フェイスの「2メーター・ドーム」である。
このテントは、どうしても欲しくて、僕も所有している。
ここ数年は、空前のキャンプブームが訪れている。
目先の流行を追いかけるのも悪くはないだろうが
「キャンプの歴史」とでも言おうか、「今のキャンプの礎」に思いを馳せる
そんなキャンプスタイルもあってよいのではないだろうか。
と、書いていたら、より一層、キャンプがしたくなってきた。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
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