弁護士に定年はない
先日、大変無礼な税理士と話をしなければならなかった。
その税理士は、依頼者が勤務している会社の顧問税理士のようで
(正確な契約関係は知らない)
依頼者に、会社からこのような書類を出してもらえないか、と尋ねると
必ず出てくる。
その税理士は、電話でこれまで2度会話したのみで
顔を合わせたこともない。
しかし、初回から、ずっとため口で話してきて
自分も離婚調停をしたことがあるとかで、裁判のことを
分かったような口をきいてくる。
先日には、裁判所や相手方弁護士のことを「バカやないの?」
などと言ってきて、僕にも、「法律知ってる?大丈夫?」
などと言ってきた。
僕からすれば、その税理士は、法律の実務のことを何も分かっておらず
見当外れのことを言っているのだが、書類を出してもらう必要があるし
何より、僕は、下品な言動をしたくないので
終始敬語を使い、相手の考えを尊重する発言を使った。
その税理士が、なぜ、一貫して失礼な態度をとり続けるのか
知る由もない。
本当に自分に自信があって、相手を見下しているからなのか
自分に自信がないから、虚勢を張っているのか
いずれかだろうが。
何にしても、社会人として、というより
そもそも人間として、みっともないことこの上ない。
自信があるにしても、虚勢を張っているにしても
本人が他人にこう思われたい、と思っている効果が得られているとは
到底思えない。
自分が思っているより、小さい人間に見られていることに
気付いていないのであろう。
新年早々、不愉快極まりない出来事であったが
これも自らが成長するための糧と位置づけることにした。
内心、めちゃくちゃ腹が立ったのだが。
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弁護士西村友彦(にしむらともひこ)
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