小6からの中学入試 塾との協力関係
皆様はお子様の中学受験を決意されて、お子様の通塾を決められたのだと思います。新小4ならこれから3年、新小5ならこれから2年、新小6でもこれから1年にわたる通塾が開始します。
中学受験をするお子様にどのように接すればよいのか?また、今の中学入試はどのようになっているのか?勉強はどのように進めればよいのか?お考えの方もおられると思います。
本日は、中学入試に向けてのアドバイスを書いてみたいと思います。
1.今の中学入試を知ろう
(1)志望校を決めましょう
お子様の志望校はお決まりでしょうか。現時点で「絶対にこの中学を受ける」と言うものでなくても構いません。「まずはこの中学を目指して勉強しよう」くらいの気持ちでも構いませんので、行きたい中学を決めましょう。
(2)志望校の過去問題集を購入しましょう
本屋に行って、「赤本」など、行きたい中学の過去問題集を購入しましょう。過去問題集には、問題だけでなく、入試日程や注意事項も書いてあるものが多くあります。現時点での入試日程や注意事項を把握しましょう。
(3)お子様の志望校の過去問題に挑戦しましょう
このコラムで何度かお願いしている事ですが、休日などに、時間を計って、入試を受けているのと同じように、全科目、出来れば過去5年分の入試問題を解きましょう。解いたら、厳しめに自己採点しましょう。「そんなの、解けません」と思われる保護者様もおられると思います。解けなくても良いのです。どれくらいの難しさか?どのような問題が出ているのか?それを把握して欲しいのです。問題をざっと見渡すだけでは把握できません。実際にテスト形式で真剣に解いてみて初めてその難易度や傾向を把握できると思います。
(1)~(3)のメリットはお子様の中学入試を親が体感できる、という事です。中学入試についていろいろな説明や講演を聞く事も大切ですが、自分で体感する事が何より大切だと思います。志望校の入試問題を解いてみる事によって、お子様が一人で立ち向かう事ができるのか?それとも親の手助けがいるのか?親の手助けがいるとしたら、どのように手助けをしてあげればお子様が合格に近づくのか?それを考える事ができます。考えればお子様に適した親の手助け方法が見えてくるでしょう。また、お子様の志望校の出題傾向を親が知る事ができます。これは今後、お子様が受験勉強をしていく上で、大きな力になります。お子様に対して、的確なアドバイスをしてあげる事も出来るでしょう。
次回は、2.として、中学入試の重点科目である算数、その得点力の伸ばし方をお話したいと思います。
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