数学の苦手な中学生をお持ちの保護者様へ 第3回
熱心に勉強しているのに数学の得点が上がらない理由は3点、考えられます。
①計算力が弱い
②分からない問題を放置している
③理解出来た問題を覚えていない
①計算力が弱い
あまり世間では言われませんが、数学が苦手な中学生に共通する重要ポイントが計算力不足です。お子様が「頑張って勉強しているのに数学の得点が上がらない」場合はまず、計算力が不足していないかどうか確認してあげてください。
計算力はスピードと正確さが求められます。計算が正確でない場合、解き方を覚えても計算ミスをして点数を失います。スピードが遅いと授業中に演習をしている際、問題処理が遅れて演習終了時間に間に合わず、問題を解いている最中に先生の説明が始まり、慌てている間に説明が進んで分からなくなってしまいます。また、テストでは計算に手間取り時間が足りなくなる場合があります。
計算は難しいものではありませんが、計算力を伸ばすには繰り返しの練習が必要です。中学生で計算が弱い人は、小学校課程の計算力が十分でない場合があります。ただ、小学校からやり直すのは忙しい中学生には現実的に難しいでしょう。学校のテキストや問題集、テストなどで間違えた、もしくは出来なかった計算問題を繰り返し復習しましょう。その際、どこで間違えたのか、どこが分からなかったのかを見直して、修正して、速く、正確に解く事が出来るように練習しましょう。計算力は一気に大量の問題を解いても伸びるものではありません。かえって計算が嫌になります。一日5問～10問くらいを毎日、解き続けるようにしましょう。2～3ヵ月も続ければ計算力は見違えるようにアップします。
次回は②と③についてお話したいと思います。
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