中1生 秋から冬に向けて
中学生になって通塾を始めた人もいるでしょう。これから通塾を続けて成績を上げるにはどのような事に気をつければよいか、書いて見たいと思います。集団指導、個別指導、いずれにも当てはまる事です。
1.塾の授業を大切にする事
通塾して成績が上位の生徒は例外なく、授業を大切にしています。講師の説明は一所懸命に聞き、類題演習になると集中して問題を解きます。解いた問題の解説が始まると真剣に聞き、間違えた問題は正しい考え方と解答をその場で理解してメモします。間違えた問題にチェックをつけた上で、正しい考え方と解答をその場で確認して記憶します。ハードルが高そうに思えますが、成績上位の生徒はこれをしています。授業でここまですれば、家庭での復習時間は短時間で済みます。正解できた問題は家に帰ってさっと見直して知識を定着しておき、チェックのついている自分が間違えた問題を重点的に復習しておけば良いからです。
学校、部活、塾と忙しい中学生は、いかに短時間で効果がでる勉強が出来るか?という事が大切です。そのためにも学校、塾共に授業を最大限に大切にして得点力向上に活用しましょう。
2.必ず復習しよう
塾では習ったことの復習に役立つ宿題が出る事が多いようです。宿題をする事で習った知識を定着しましょう。「今日、習ったことを覚えるために宿題をする」と意識して取り組みましょう。宿題以外でも授業で習ったことはさっと見直し、間違えた問題は授業中に記憶したことを再度、確認して解き直しておきましょう。
3.テスト勉強をしよう
塾でテストがあるとき、「実力をためす」と言って特にテスト勉強せずに受ける生徒がいます。そうすると、成績は上がりません。日々、授業を真剣に聞いて復習したとしても、忘れている部分が多いからです。テスト勉強する事で習ったことを思い出します。それが得点力アップになります。その後、テストは集中して受けて、1点でも多く取りに行きましょう。テストが終了したら自分が書いた答と模範解答を見比べて、間違った問題はすぐにやり直しましょう。解説を読んで理解した上で、自分で正解を出せるようにしましょう。テストに向けて勉強する→集中してテストを受ける→間違えた所を出来るようにしておく。これが出来れば、受けたテストは最高に活用出来た事になります。
4.家庭学習は短時間で。睡眠時間を削らない
1~3は大変そうに見えますが、集中して取り組めば全て短時間で終わります。「やる気はあり、夜遅くまで長時間勉強しているのだけど成績が上がらない」という生徒は1~3のいずれかが不足しているのです。何故不足するのか?というと、集中力が欠けているからです。何故、集中力が欠けるかと言うと、睡眠時間が不足するからです。睡眠時間を削って勉強する事は、頭がぼーっとして集中力が低下する上に、「睡眠時間を削ればいくらでも勉強時間は伸ばす事が出来る」という安心感につながり、さらに集中力を低下させます。悪循環に陥ります。「勉強は短時間で一気に終わらせ、睡眠時間は十分に確保する」この習慣をつけて欲しいと思います。
5.中1生をお持ちの保護者様へ
子ども達は、成績アップの仕方を知らない場合があります。中1で「やる気はあって長時間勉強しているけど、今一つ成果が出ない」お子様の場合は、少しの間、横について、1~4のような成績アップの方法や、テスト勉強の仕方を教えてあげていただければと思います。成績アップの方法を覚えたら、次第に自分で出来るようになります。特にテスト勉強では、ノートまとめをしただけで終わっていたり、あまり出題されないような些末な知識や難問ばかりに気をとられている場合もあります。塾のテストなら「テキスト(プリント)とノート」、学校のテストなら「教科書(プリント)とノート、学校のワーク」を何度も繰り返す事で得点が上がる事を教えてあげていただければ、お子様は点数の取り方が分かってくると思います。
京進HP
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