中1生、冬休みにしておきたい事 数学編
今回はお子様が新たに通塾を始める方に、特に中1生が通塾で効果を上げる方法についてお話したいと思います。
中学生の多くは学校・クラブ・生徒会や委員会活動、そして塾と、かなり忙しい生活をしています。中1の夏くらいまでは生活に余裕がありますが、夏休みくらいからクラブの練習もハードになり、時間的にも体力的にも相当の負荷がかかってくると考えて良いと思います。そういう、忙しい中学生の塾通いで効果を上げるポイントは、塾での時間を大切にすることと、それによって短時間で宿題や復習などの家庭学習を終わらせる習慣をつける事です。
塾の授業の一例を紹介します。
①前回、提示した宿題(課題)の確認と必要に応じて解説。場合によっては小テスト実施。
②新しい単元を例題などを使って説明
③類題の演習
④類題の答え合わせと必要に応じて説明
⑤説明した内容の復習になるような問題を宿題(課題)として提示
塾に通って成績向上をする生徒は、宿題をしてくるのは当たり前、宿題で間違っていた箇所や分からなかった箇所は授業中に怖いくらい集中して聞いて、自分が理解できるようにノートを取っています。ノートを取り終わったら、短時間でもノートの内容を確認して、その場で理解・記憶をしています。また、間違った箇所や分からなかった問題にチェックをつけて効率的に復習できるようにしています。これをしておけば、チェックのある箇所を復習すれば良いのですから、短時間で復習が可能です。
新しい単元でもする事は同じです。集中して授業を聞き、その場で出来る限り理解して覚え、間違えた類題にチェックしておけば、宿題も復習も短時間で出来ます。
集団指導の場合、塾の講師が黒板を消している間にノートの内容確認をしている生徒もいます。講師が黒板を消している姿を眺めている必要はありません。その時間に少しでも授業内容を復習すれば家庭での復習時間を短縮できます。塾の休憩時間にその日に出た宿題をしている生徒もいます。それも家庭での宿題時間を短縮する方法です。
塾に通って得点力アップに大切なのは、集団指導でも個別指導でも「分かった」だけで終わらせない事です。「分かった」事は短時間で良いので、必ず復習しましょう。宿題が復習になる場合は宿題をしながら知識を確認しましょう。復習しないとせっかく「分かった」事も忘れてしまい、得点力にむすびつきません。休憩時間に宿題をしている生徒のように、ちょっとした隙間時間を宿題や復習にあてましょう。その習慣を中1の間につける事が出来れば、これから忙しくなる中学生活の中でも余裕をもって勉強や生活が出来るようになるでしょう。
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