中1生 冬休みの過ごし方 第6回
前回は、中1生のお子様をお持ちのお母様、お父様に向けてお子様が塾に通っておられない場合の家庭学習で英語の予習についてお話しました。今回は数学の予習についてお話したいと思います。
冬休み明けの数学の単元はおそらく図形になると思います。中1の図形は作図や角度、面積や立体図形の体積、表面積など、さまざまな要素が入っており、しかも入試に直結する内容も含まれます。図形が苦手な生徒は図形の問題を見ただけで手が止まってしまう場合があります。そうならないためにも、上手な勉強をしましょう。
中1図形を得意になるコツはシンプルに言ってしまえば、「自分でどんどん図を書いて、定理や解き方を図で覚えてしまう」という事です。単に問題や解き方を目で追うだけでは得意にはなりません。予習の段階でも教科書の例題などに載っている図をノートに書き写しましょう。初めはうまく書けないかも知れませんが、書いているうちに慣れてきます。図をノートに書き写したら、書き写した図に定理や解き方を書き込んでいきましょう。例えば「平行線の錯角は等しい」と言われただけでは良く分かりませんが、図で覚えてしまえば簡単です。補助線を引いて解く問題でも実際に自分で書いた図に自分で補助線を書き込んでみれば「なるほど、こういう事だったのか」と納得出来るでしょう。ときどき、教科書の図に解き方を書き込んでいる人がいますが、お勧めは出来ません。初めの図がわからなくなって、復習するときに困るからです。教科書に書き込んだ解き方を消しゴムで消しているうちに教科書が破れてしまった、という事にもなりかねません。
教科書の図をノートに書き写して、書き写した図に解き方を書き込んだら、図の下に計算して答えを出しておきましょう。予習段階で解き方が良く分からない場合は、マーカーなどでしるしをつけておきましょう。
冬休み明け1~2週間分くらいの範囲でこの作業をしておきます。予習したノートを持って授業を受けます。マーカーでしるしがある箇所は特に気をつけて先生の説明を聞いて理解してしまいましょう。
この勉強を続けていけば、図形は確実に得意になります。特に中1範囲の図形は出題パターンが限られています。それだけに解き方を理解して図で覚えてしまえば、高得点が期待できます。試してみて下さい。
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