子育て 第12回
我が子を伸ばす親の関わり方 第9回
前回は「我が子を伸ばす親の関わり方」として「“やる気”の大敵は、中断と不用意な言葉かけ」というテーマで、中断と不用意な言葉かけについて具体例をあげてお話しました。
今回は前回に引き続き私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から、「親として我が子にどう接するか」をさらに掘り下げてみたいと思います。
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子供
批判ばかりされた 子どもは
非難することをおぼえる
殴られて大きくなった 子どもは
力にたよることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは
ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは
鈍い心の もちぬしとなる
しかし、
激励をうけた 子どもは
自信をおぼえる
寛容であった 子どもは
忍耐を おぼえる
賞賛を受けた 子どもは
評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した 子どもは
公正を おぼえる
友情を知る 子どもは
親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは
信頼を おぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世の中の愛情を 感じることを おぼえる
子どもにとって、親は最良の師
この「子供」という詩の作者は著書『子どもが育つ魔法の言葉』で有名なドロシー・ロー・ノルトです。この詩は、子育てがどうあるべきかを教えてくれています。
※「子は親の鏡」という詩も読まれることをお勧めします。
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我が子の運動能力や知的能力はたまた健康面に至るまで、遺伝の影響が強いのか環境の影響なのか、いろいろ言われてきました。けれど、この詩を読み返すと、遺伝・環境はさておき、親として我が子にどう接するかを教えてくれています。
学力には「見える学力」と「見えない学力」があります。次回は「見える学力」と「見えない学力」について説明しながら「我が子を伸ばすための親の心構え」をさらに詳しくお話したいと思います。
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