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コラム

子育て 第8回

2014年8月9日

テーマ:我が子を伸ばす親の関わり方

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

我が子を伸ばす親の関わり方 第8回

前回は「我が子を伸ばす親の関わり方」として「“やる気”の大敵は、中断と不用意な言葉かけ」というテーマでお話しました。今回は前回に引き続き私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から「中断と不用意な言葉かけ」について具体例をあげてお話したいと思います。
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中断やタイミングの悪い不用意な言葉かけについて、具体例で見てみましょう。
        ◆         ◆           ◆
【タイミングの悪い不用意な言葉かけ】
(子どもが算数の宿題を一生懸命机に向かって頑張っています。後から見たその時に)
親:まだ、さっきと同じ問題を考えてるの!
とか
親:学校で何を勉強してるの!先生の教え方が悪いのね。
などの言葉がそれに当たるでしょう。

【中断】…中断には「思考の中断」と「行動の中断」があります。
(小6の息子との会話)
母:大きくなったら何がしたいの?
子:花屋さんになりたいな
母:あなた、男の子でしょ!他にないの。
(思考の中断です)

(公園で我が子が蛙に興味を持って捕まえようとしています)
子:お母さん、捕まえるの手伝って!
この時に親としてのひと言を考えてみて下さい。まさか
親:汚いから、止めなさい。
なんて言葉が出ていないでしょうね。(行動の中断です)

子どもが興味を持とうとしているもの(こと)対して、上記のような対応で中断を繰り返していると、子どもの意欲・好奇心の芽がすぼんでいきます。
        ◆         ◆           ◆
好奇心を育てる、やる気を無くさない環境を提供できるように、親として是非心して欲しいと思います。
ほんの少しの心配りが我が子の未来を明るくすると信じて、声をかける時に
「今言おうとしていることは、この場面で適切か?」
と、考える癖をつけることで、我が子のやる気や好奇心を高めることになるでしょう。

さて、今回も恒例?の「今日からたった2つ」
●何かをしている時に、その行為が嫌になるようなことは言わない
●好奇心を持って何かに夢中になっている時に、無神経な言葉で中断しない
を実践していただき、我が子の成長を日々の中で確かなものにしていってください。

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この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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