子育て 第12回
我が子を伸ばす親の関わり方 第6回
前回は「我が子を伸ばす親の関わり方」として「聴く会話」について書きました。今回は、前回に引き続き私が勤務する京進で子育て支援に長年取り組んできた専門家から聞き取った内容から「聴く会話」という事が具体的にどういう事なのか?事例をあげてお話したいと思います。
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子どもを伸ばす上手な聴き方は
「相手の話をさえぎらず、目を見て、相槌を打ちながら、表情豊かに聴く」
ことです。
前回書いたとおり、会話は表情と声のトーンでの影響度が93%であることを考えれば、能動的な聴き方とはどうあるべきか分かると思います。
さらに、相手の話すスピードに合わせたり、相手が使った言葉を復唱したりすることも有効な手段です。もちろん笑顔で話を聴き、話をすることはいうまでもありません。
(以上のことは、子どもに限らず、大人どうしでも同じです)
【ちょっとひと言】
「長い・くどい・執念深い」これは親(特に母親?)の叱り方の特長です。
聴くことを忘れた会話(会話とは言いませんが)を続けていると、子どもの耳にバリケードができ、聴く耳を持たなくなります。
では、具体的な例でみてみましょう。
◆ ◆ ◆
我が子がテストを返してもらい、家に帰ってきた時をイメージして下さい
子:「お母さん、テスト返してもらったよ」
親:「何点だった?」
子:(誇らしげに)「88点だったよ」
さて、次の言葉は…?? まさか
親:「平均点は?」とか、「一番の子は何点?」とか「何を間違ったの!」なんてことを言っておられないでしょうね。
子どもさんが褒めてもらえることを期待している時に、客観的な大人の対応をすると傷つきます。(褒めて!)という心の声を聴き取れれば、どのように返答してあげるべきか明らかです。
最後に、恒例の「今日から、たった2つ」
●目を見て、相手の話をさえぎらないで頷きながら聴くように心がけて
●こどもの心の声をとらえ返事する
ことで、我が子の成長を日々の中で確かなものにしていってください。
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