S1 information11月
中学生の定期テスト点数アップについて7回目のコラムになります。
前回は「テスト勉強が間に合わなかった」について書かせていただきました。今回は「思っていた以上に難しい問題が出て焦ってしまった。苦手な問題が出題された」についてお話したいと思います。
頑張っているのに学校でトップクラスに入る事が出来ない・・・努力しているのに定期テストで思うような点数が取れない原因として下記の事が考えられます。
①ケアレスミス
②時間が足りなかった
③家では何でもなく解ける問題がテストになると解けなかった
④テスト勉強が間に合わなかった
⑤思っていた以上に難しい問題が出て焦ってしまった。苦手な問題が出題された
「思っていた以上に難しい問題が出て焦ってしまった」という事態は、中2・中3の皆さんなら経験されている事でしょう。
ここで問題なのは、「思っている以上に難しい問題が出た」ではなく「焦ってしまった」の方なのです。中には「これが定期テストの問題?」と思うような難問を出題される先生もいらっしゃいます。そのような場合にどうすれば良いか?
どんなに難問を出題される先生でも全ての問題が難問という事はありません。基本問題・標準問題、つまり教科書やワークで勉強した問題も必ず出題されています。大切な事は、「うわ、難しい問題が出てる!」と思っても焦らず、自分が解く事が出来る問題を確実に正解する事です。難問を見て焦ってしまって本来解く事が出来る問題までミスをすることがもっとも点数を下げます。難問まで解く事が出来るのは普段から難問を解きなれている、ごく一部のトップ層の生徒達です。あまり気にせず基本問題・標準問題を確実に得点しましょう。
それでもやはり「難問も解いてトップになりたい」という場合は、普段から難問を解く練習をしておく必要があります。難問集などを購入して練習する方法もありますが、もっとも効果的な方法は地域のトップ高校に高い合格実績を出している進学塾に通う事でしょう。トップ高校に高い合格実績を出している進学塾は普段からかなりの難問にも踏み込んで練習しています。トップを狙うならレベルの高い進学塾を検討しましょう。
「苦手な問題が出題された」という場合は普段の勉強方法を見直してみる必要があるでしょう。普段から苦手な問題は避けていなかったか?例えばテスト範囲が「方程式の計算と利用」だったとします。「方程式は出来るし文章問題も勉強した。しかし速さの問題は嫌い」などと言って速さの問題を避けていると、テストではばっちり速さの問題が出てきて「まいったー」と叫びたくなります。そういうものです。テストで大切な事は苦手単元・弱点を無くす事です。これは定期テストでも入試でも同じです。「苦手だな」と思った所は早めに手を打って、標準的な問題までは解くパターンを理解した上で徹底的に覚えてしまいましょう。苦手な問題を無理に自分で解こうとする必要はありません。また難問に手を出す必要もありません。標準的な問題まで解くパターンを理解して徹底的に覚えてしまえばなんとなく「出来る」気がしてきます。そうなったときに苦手意識は消えているでしょう。
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