中学入試 あと2ヶ月の勉強法 理科編 続編
前回は「2014年関西地区中学入試について 第1回」として「ためし受験」についてお話しました。
今回は志望校の過去問題についてお話したいと思います。
「志望校の過去問題にはいつごろから取り組めばよいですか?」という質問を受ける時があります。
お通いの塾から過去問対策についての指導があれば、それに従っていただくことがベストだと思います。
塾から過去問についての言及が無い場合についてお話したいと思います。
すでに10月であり、中学入試解禁日まで100日を切っています。
志望校の過去問題にまだ手をつけていない場合は、すぐに書店で志望校の過去問題集を購入し、
解き始めましょう。
第1志望中学の過去問題集はもちろん、併願で受験する予定の中学の過去問題集も
手に入れる方が良いと思います。
いろいろな過去問題集が出版されていますが、個人的には「赤本」がコンパクトで、
いつも携帯して見直すには使いやすいと思います。
過去問題について「塾から提供されるだろう」とは考えない方が良いでしょう。
塾に頼るのではなく、必要なものは自分で手に入れ、積極的に取り組む生徒の方が、
得点力の伸びは大きいように思います。勉強に対する姿勢として、
「与えられるものを待つ」生徒より「必要なものは自分で手に入れて
積極的、意欲的に取り組む」生徒の方が入試にも、入学してからも強いようです。
中学入試を通じて、お子様にそのような姿勢を身につけさせて欲しいと思います。
過去問題集を購入したら、時間をはかって実際の入試と同じ時間で解いてみましょう。
その上で、間違えた問題、分からなかった問題は、解説を読んで、しっかり理解しましょう。
解説を読んでも分からない時は、塾の先生に質問しましょう。
質問の仕方として効率的な方法をご紹介します。
①しっかり考えれば分かるような内容や、自分で調べて分かるような内容は聞かない。
②どうしても分からなかった問題や間違えた問題については問題・解答・解説及び
自分で解いたノートをコピーして塾の先生に渡す。
その際、自分で解いたノートを使って「自分はここまで考えました」
「ここから先が分かりませんでした」という事を塾の先生に伝える。
③説明してもらう時間のアポをとる。
お子様が集合塾にお通いで集合塾の先生に余裕がないようなら、
入試まで個別指導塾を併用する事も検討する。集合塾で授業を聞き、
個別指導で入試問題のフォローをしてもらう。
塾の先生にいきなり問題を持っていって質問する事は非効率的です。
塾の先生が問題を読み、解き方を考え、解いて解説するまでの時間が無駄になるからです。
また、少し分からなければ何でも塾の先生に質問していると、得点力は伸びません。
依頼心ばかりが強くなって、自分で解くという姿勢が無くなってしまうからです。
まずは自分で考え、解説を読んで一生懸命理解しようとする事が肝心です。
その上で、①~③を試してみて下さい。
次回は、「過去問題を得点力アップにどのように生かすか?」についてお話したいと思います。
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