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中学入試 あと2ヶ月の勉強法  理科編 続編

2012年11月20日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:中学入試

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 勉強法 おすすめ理科 勉強法

前回は、「中学入試 あと2ヶ月の勉強法  理科編」という内容でお話しました。今回は、子ども達が苦手にしがちな単元について、もう少し具体的にお話したいと思います。特に「本気で理科を苦手にしている」お子さまには参考にしていただけるのではないかと思います。

苦手にしがちな分野別学習法
今回は、物理分野から、「もののつりあい(てこ)」と化学分野から「水溶液の性質」、地学分野から「天体の日周運動と年周運動」を取り上げたいと思います。

物理分野
もののつりあい(てこ)
「てこ」の問題は、大きく分けると、棒の重さを考えない場合と、棒の重さを考える場合に分かれます。
「てこ」を苦手にする子ども達は、特に、棒の重さを考えるパターンでつまずいて、「てこ」そのものに苦手意識を持っている場合があります。
そのような場合は、まずは、塾テキストに戻って、棒の重さを考えないパターンの問題を繰り返し、完璧に出来るようにすれば良いと思います。そこがしっかり分かって解けるようになれば、棒の重さというのはあと一つおもりを増やす、という発想で出来るようになってきます。これは動滑車も同様です。動滑車の重さを考えないパターンで練習しましょう。
棒や動滑車の重さを考えるパターンでなかなか正解が出せない場合は、志望校の過去問題を調べて見ましょう。
過去に、棒の重さを考える問題が全く出題されていないなら、棒の重さをかんがえるパターンに深入りせず、棒の重さを考えないパターンを徹底的にやるのも一つの方法だと思います。出題傾向と対策については、塾の先生にも相談してみてください。

化学分野
水溶液の性質
酸・アルカリなどの水溶液の問題を苦手にしているお子さまは、基礎になる知識があやふやな場合があります。基礎になる知識があやふやなまま問題にあたっても、なかなか正解が出せないと思います。そのような場合は、よく出題される水溶液の性質と気体の性質を表にまとめて、覚えなおすと良いでしょう。出題される問題のパターンは限られていますので、しっかり知識を覚えてから塾テキストの例題などで解き方のパターンを理解して覚えておくと、点数を取りやすくなるでしょう。

地学分野
天体の日周運動と年周運動
天体で苦手にしがちな単元は、天体の日周運動と年周運動です。これも出題されるパターンは限られています。塾テキストで天体の日周運動と年周運動に絞って勉強すれば、3~5時間くらいで、点数がとれるようになると思います。

次回は11月27日(火)に、中入試から少し離れて「中1・冬の過ごし方」についてお話したいと思います。

<お知らせ>
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京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております
                                        

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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