受験生及び受験生をお持ちの保護者の皆様
前回は、「中学入試の面接での注意点」という内容でお話しました。今回は、「中3生、直前期の過ごし方」についてお話したいと思います。
12月も中旬になり、お子さまの第1志望校や併願校も決まってきた頃かと思います。ここから入試までは、最後の踏ん張り所です。
塾に通っていらっしゃる方は、まずは塾の授業と課題をしっかりこなすようにして下さい。信頼できる塾なら、合格のための様々なノウハウを持っています。冬休みの特訓や正月の特訓なども極力、受講するようにしましょう。「特訓でやった問題が入試で出た」というお声はよく聞きますし、何より「やれる事は全てやった」という事が自信になります。
塾に通っていらっしゃらない方も、この直前期だけは塾を利用する事を検討されても良いかと思います。受験が近づくほど、お子様の集中力・吸収力がアップしますので、塾に通う効果が期待できるからです。「いきなり集合塾はちょっと・・・」と思われる場合は、個別指導塾で特に弱点科目を強化する目的で通われるのも良いかと思います。
自宅学習としては、志望校の過去問題を繰り返し解いておくと良いでしょう。過去問題は1回やっただけでは、すぐに記憶から消えてしまいます。3回、4回と繰り返して、問題の出し方や解き方を頭に叩き込んでおきましょう。志望校の過去問題集は携帯して、少し時間が空いたときも見直しておけば良いと思います。その上で、間違いやすい単元については、今まで使ってきたテキストを使って復習しておけば、直前期でもかなりの得点力アップが望めます。特に暗記科目は、入試前日まで得点力アップが可能です。
最後に、大切な事は健康管理です。「あと2ヶ月だから、睡眠時間を削ってでも頑張る」という方がいらっしゃいますが、睡眠不足が継続するとかえって得点力ダウンにもなりかねません。睡眠不足で眠い頭では、集中力が低下するからです。直前期も睡眠時間はしっかり確保しましょう。その代わり休憩時間やちょっとした空き時間を勉強にまわせば、かなりの勉強時間が確保できると思います。
次回は、12月18日(火)に、「受験直前期、お子さまへの接し方」についてお話したいと思います。
<お知らせ>
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2012年5月8日(火)スタート
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