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上手な塾の利用法 集合塾編 第8回 「予習は必要?」

2012年4月27日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:上手な塾利用法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

前回のコラムで「上手に宿題をしよう」という内容でお話しましたが、今回は、「予習は必要?」という内容でお話したいと思います。

<予習は必要か?>
小学生、中学生の間は、復習に比べて予習の重要性は低いと思います。知らない事を自力で苦労して予習していくより、授業をしっかり聞いて、復習するほうが効率的だからです。また、小学生・中学生のお子様に予習の強要は危険だと思います。子どもは、「出来る事をやりたがる」傾向があります。予習して、自分で分かるうちは喜んで予習をしますが、予習をしていて分からないことが出てくると、一気に学習に対する意欲を失ってしまう場合があります。予習をするにしても、短時間で終わらせましょう。テキストにざっと目を通して、分かりにくい部分をチェックしておくくらいで良いと思います。
<高校生になったときの落とし穴>
高校生になると、予習がポイントになります。中学の頃にとても成績が良かった生徒が高校で躓く原因のひとつに予習があります。中学の頃のように、授業→復習のサイクルで勉強すると、授業についていけなくなる事が多いようです。学校も塾も、高校生の場合、予習している事を前提に授業を組み立てる場合が多いからです。何といっても、高校の勉強は小学校や中学校の頃と比較にならないくらいの量とレベルの内容をこなしていきます。予習無しで授業を受けた場合、なにがなんだか分からないうちに終わってしまった、という事になりかねません。しっかり予習して、分からない所を明確にしておいて、分からない所を授業でしっかり聞いて理解して、家では予習の時に分からなかったところだけを復習する、というサイクルを確立して頂きたいと思います。

<お知らせ>
さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設いたします。
京進 これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かが提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究するなかで、生徒さんや保護者の方々からのご相談やご意見をいただければと考えております。

次回は、5月1日(火)に、「予習は必要?」という内容でお話したいと思います。

納得のゆく志望校決定のために 入試相談会 4/29(祝)12:00~16:00

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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