マイベストプロ京都

コラム

塾講師歴20年のプロが語る、中3受験生をお持ちの保護者の方へ 高校入試本番直前ポイント その2「知っておきたい、入試直前期間の勉強法」

2012年2月1日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:入試直前

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: 勉強法 おすすめ

前回、「健康管理を第1に」というお話をして、そのためには、「短時間で」「集中して」「効率的に」勉強することが必要になるという事を申し上げました。
本日は、「短時間で」「集中して」「効率的に」勉強するための具体的な方法をお話したいと思います。
受験が迫ってくるほど、お子様の不安は増大します。最も陥りやすいのが、次々に新しい問題集や予想問題集などに手を出すという事です。
しかし、受験直前のこの時期は、極力、新しい問題集には手をつけないほうが得策だと思います。
何故、「新しい問題集に手をつけない方がよいか」というと、以下の2点です。
・十分理解できている問題についてもくり返す事になり、時間が無駄になり非効率である。
・分からない問題が出てくると、少数であっても不安と焦りがつのる。
つまり、非効率かつ不安が増大するという事です。
この時期、分からない問題を見て、不安や焦りを覚えると、受験本番での得点力の伸びは期待できません。それより、自分が今まで使ってきたテキストなどで、弱点箇所ややり残した箇所を補強するほうが、知識が整理されて、得点力が上がります。
中1から今まで、お子様は相当量の勉強をしてこられたのです。自分がやってきた事に自信を持たせてあげて頂きたいと思います。

もし、お子様が「何を勉強したら良いか分からない」とおっしゃったら、下記のようにアドバイスをしてあげればいかがでしょう。
①自分が使ってきたお気に入りのテキストや問題集で、弱点箇所を復習する。
②志望校の過去問題を繰り返し解いてみる。間違えた所は解説をしっかり読んで理解した上で、やり直しておく。間違えた問題については、単元を集計し、間違いの多い箇所に集中して基本問題を中心に復習する。
③大切な事は、手を動かして、解いてみる事。暗記ものは、声を出して覚えるのも良い。問題や解答を目で追うだけではなく、出来るだけ五感を使って覚える。

受験直前のこの時期だからこそ、より効率的に勉強に取組んで頂きたいと思います。
次回は、第3回「知って得する、入試本番で気をつけたい事」
をお伝えする予定です。

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

久保克己プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都のスクール・習い事
  4. 京都の学習塾・進学塾
  5. 久保克己
  6. コラム一覧
  7. 塾講師歴20年のプロが語る、中3受験生をお持ちの保護者の方へ 高校入試本番直前ポイント その2「知っておきたい、入試直前期間の勉強法」

© My Best Pro