受験生の皆さん、必見 入試本番で気をつけたい事
前回、「健康管理を第1に」というお話をして、そのためには、「短時間で」「集中して」「効率的に」勉強することが必要になるという事を申し上げました。
本日は、「短時間で」「集中して」「効率的に」勉強するための具体的な方法をお話したいと思います。
受験が迫ってくるほど、お子様の不安は増大します。最も陥りやすいのが、次々に新しい問題集や予想問題集などに手を出すという事です。
しかし、受験直前のこの時期は、極力、新しい問題集には手をつけないほうが得策だと思います。
何故、「新しい問題集に手をつけない方がよいか」というと、以下の2点です。
・十分理解できている問題についてもくり返す事になり、時間が無駄になり非効率である。
・分からない問題が出てくると、少数であっても不安と焦りがつのる。
つまり、非効率かつ不安が増大するという事です。
この時期、分からない問題を見て、不安や焦りを覚えると、受験本番での得点力の伸びは期待できません。それより、自分が今まで使ってきたテキストなどで、弱点箇所ややり残した箇所を補強するほうが、知識が整理されて、得点力が上がります。
中1から今まで、お子様は相当量の勉強をしてこられたのです。自分がやってきた事に自信を持たせてあげて頂きたいと思います。
もし、お子様が「何を勉強したら良いか分からない」とおっしゃったら、下記のようにアドバイスをしてあげればいかがでしょう。
①自分が使ってきたお気に入りのテキストや問題集で、弱点箇所を復習する。
②志望校の過去問題を繰り返し解いてみる。間違えた所は解説をしっかり読んで理解した上で、やり直しておく。間違えた問題については、単元を集計し、間違いの多い箇所に集中して基本問題を中心に復習する。
③大切な事は、手を動かして、解いてみる事。暗記ものは、声を出して覚えるのも良い。問題や解答を目で追うだけではなく、出来るだけ五感を使って覚える。
受験直前のこの時期だからこそ、より効率的に勉強に取組んで頂きたいと思います。
次回は、第3回「知って得する、入試本番で気をつけたい事」
をお伝えする予定です。