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小泉達治

京都の街に貢献するデザインのプロ

小泉達治(こいずみたつじ) / デザイン

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

ロゴデザインがブランディングに活かされていない例

2024年6月10日

テーマ:ブランディング 実施マニュアル

コラムカテゴリ:ビジネス

中小企業においてせっかくのロゴデザインがうまく機能していなかったり、そもそもちゃんとしたロゴデザインが存在しなかったり、ブランディングにおいて十分効果を発揮していない例が非常に多く見受けられます。今回はロゴデザインがブランディングに活かされていない例として、どのようなことがあるか整理してみましょう。

複雑すぎるデザイン

ロゴがあまりにも複雑で、一目で理解できない場合。例えば、小さなディテールが多すぎて、縮小したときに見にくくなったり、企業側の想いが独りよがりで複雑すぎる場合など。

デザイン性の低いもの

文字のバランスが悪かったり、マークのフォルムがいびつだったりするデザインが意外と多く見受けられます。
デザイナーではない一般の方が見たときに何となくレベルが低く感じられるようなデザインはすぐに改善すべきです。

一貫性の欠如

ロゴの使用方法が一貫していない場合。異なる色やフォントでロゴが使用されていると、ブランドの認知度が低下します。
ウェブサイト、名刺、パッケージなどでそれぞれ異なるバージョンのロゴを使用したり、使い方にルールがない場合がよくみうけられます。

理念とのずれ

ロゴがブランドのメッセージや価値を反映していない場合。ターゲット市場やブランドのアイデンティティと一致しないロゴはかえって逆効果です。
子供向け製品ブランドが非常にシリアスで暗いロゴを使用したり、高級店が大衆点のようなデザインのロゴを使用するなど。

トレンド性の欠如

ロゴが時代遅れである場合。デザインが古く見えると、ブランド全体が古く感じられる可能性があります。
例えば1970年代や80年代のスタイルを意図して使用するのではなく、ただ単に使い続けているような場合。

判別しにくいデザイン

ロゴが他のブランドと似すぎていて、識別しにくい場合。独自性が欠けると、ブランド認知度が低下します。
ましてや真似をしていると思われたり、偽物感が漂うようなロゴは避けるべきです。

使う側のレベルの低さ

社員全体にロゴデザインに対する認識や誇りが欠けている企業が多く見られます。昔からこれだからただ何となくそれを使い続けている、というような例が想像以上に多く存在します。

これらのケースでは、ロゴデザインがブランドのアイデンティティを強化するどころか、逆に損なう可能性があります。ロゴは一貫性があり、ブランドのメッセージを正確に伝えるものであるべきです。今挙げた例に該当する場合は一刻も早くロゴデザインの見直しを進めるべきです。ブランディングを推し進めるのに、もっとも重要で、最も最初に取り組むべき課題です。

コイズミデザインファクトリーのロゴデザイン

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