ブランディングに印刷物のオウンドメディアが有効なわけは?
オウンドメディア(Owned Media)とは、企業や組織が自ら所有し、運営するメディアのことを指します。自社の情報やコンテンツを自社でコントロールし、発信することで最も後逸的にブランディングを実践できるツールとして注目されています。
まず今回はそのオウンドメディアとは具体的にどういうものかを整理してみましょう。
オウンドメディアの種類
ウェブサイト
コーポレートサイト:企業の基本情報、製品情報、採用情報などを掲載する公式サイト。ブランディングの最も根幹にあたるところ。
ブログ:特定のテーマや業界についての記事を定期的に公開することで、読者に価値ある情報を提供。最も集客力のあるツール。
ランディングページ:特定のキャンペーンや製品・サービスの紹介ページ。自社のオウンドメディアの入り口になり得るところ。
ソーシャルメディアアカウント
Twitter、Facebook、Instagram:新製品の発表、イベント情報の共有、顧客とのコミュニケーションに使用。オウンドメディアの最もフロントにあたる部分。
YouTubeチャンネル:製品の使い方、顧客の声、企業のストーリーを動画で伝える。
メールマガジン
ニュースレター:定期的に企業の最新情報や業界ニュースを配信。
プロモーションメール:特別なセールやキャンペーン情報を顧客に知らせる。
モバイルアプリ
サービスアプリ:ユーザーが直接利用するサービス(例:銀行アプリ、ショッピングアプリ)。
ブランドアプリ:ブランド体験を提供するためのアプリ(例:ブランド関連のゲームやライフスタイルアプリ)。
オウンドメディアのメリット
コントロールの自由
企業がコンテンツの作成、編集、公開を完全にコントロールできるため、一貫したブランドメッセージを伝えることが可能。自社内で運営できれば広告費用を圧倒的に抑えることも可能。
長期的な資産
良質なコンテンツは長期的に検索エンジンからのトラフィックを呼び込み、広告のように短期的な効果ではなく持続的な集客力を持つ。
顧客との直接的な関係構築
メールマガジンやSNSを通じて、顧客と直接コミュニケーションを取り、信頼関係を築くことができる。
オウンドメディアの戦略
コンテンツマーケティング
SEO対策:検索エンジンでの可視性を高めるために、キーワードの選定やコンテンツの最適化を行う。
価値あるコンテンツの提供:読者や視聴者にとって有益な情報やエンターテイメントを提供することでファンの育成やリピート率をアップさせる。
顧客エンゲージメント
インタラクティブなコンテンツ:クイズやアンケートなどのインタラクティブな要素を取り入れ、顧客の関与を促進し、発信力を高める。
フィードバックの活用:顧客からのフィードバックを収集し、製品やサービスの改善に活かすことができる。
マルチチャネルアプローチ
ウェブサイト、SNS、メールマガジン、モバイルアプリなど、複数のチャネルを連携させて一貫したブランド体験を提供。さらにアナログなツールも加えると最強のオウンドメディアネットワークとなる。
オウンドメディアの課題
コンテンツの継続的な更新
定期的に新しいコンテンツを作成・公開するためにはかなりのリソース(時間、コスト、人材)が必要。
コンテンツの質
高品質なコンテンツを維持することは難しく、専門知識やクリエイティビティが求められる。
競争
インターネット上には無数の情報が存在するため、他社との差別化が重要。
オウンドメディアは、企業がブランドを構築し、顧客との関係を深めるための強力なツールですが、その運営には戦略的な計画と継続的な努力が必要です。
そのためハードルが高く、途中で挫折する企業も多く見受けられますが、運用が軌道に乗れば最強の販促・ブランディングツールとなりますので是非取り組んでみましょう。
コイズミデザインファクトリーでは中小企業のオウンドメディア構築支援を行っています。
コイズミデザインファクトリーのオウンドメディア構築支援