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石崎秀生プロのご紹介
老舗京飴専門店の4代目が挑むイノベーションによって守る伝統の飴作り(2/3)
老舗の伝統を守るため、イノベーションを繰り返す飴職人
3人兄弟の末っ子だという石崎さん。もともと家業を継ぐつもりはなく、美容専門学校卒業後はさまざまな職業を経験しながら、バンド活動に打ち込んでいたそうです。ところが2009年に3代目が突然に逝去したことで状況が一変することに。
「兄たちはすでに独立していました。家族会議で廃業に話しが及んだ時、自分が継ぐしかないと覚悟を決めました。2代目の祖父、3代目の父が懸命に守ってきた飴作りを途絶えさせたくないと思ったからです」と石崎さんは当時を振り返ります。
日常的に家業の飴作りを手伝っていたこともあって、基本的な製法は習得していた石崎さん。飴作り一本でがんばろうと決意してからは、砂糖の研究や新商品の開発など、日々の研鑽を重ねていきました。
「老舗を守るという仕事は、実のところはイノベーション(革新)の繰り返しなんです。受け継ぐべき伝統はコア(中核)の部分だけ。その強力なコアがあるからこそ、いろいろなチャレンジができる。革新なくして伝統は守れないと言えるかもしれません」と力を込める石崎さん。
SNSを通じて交流ができた岡山の塩メーカーと共同で開発した塩飴や、和歌山の北山村産の希少果実、じゃばらを使った和歌乃実など、コラボ商品の開発にも精力的に取り組んでいます。美容業界で培った色彩感覚、バンド活動で育まれたクリエイティビティ(創造力)など、これまでの経歴は決して無駄ではなく、すべてが飴職人として生かされているそうです。
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