住宅設備屋さん
京都市の耐震改修事業のかかわりがあり、先日改修工事をおこないました。
昭和初期に建てられた築年数約80年、京町家の建物です。
京町家の特徴は都市型住宅の伝統的な形式で、屋根の軒先を道路と平行にするデザインで
『平入り』と呼ばれるものです。比較的間口が狭く、奥行きの深い、通り庭(土間)が入り口から裏庭まで続き、その横に居住空間をもつ形です。
この土間は高い吹き抜けとなっており、柱が約96㎝間隔で並びそこに意匠的な梁が架けられ美しい木構造が見えます。『おくどさん』がある場所です。
今回は外部の改修と既存部分を生かし、入り口を改修しバリアフリーの設計をしています。