マンションライフを快適に229
今回は、その他の金物その15から進めて行きます。
その他の金物
エアコン配管用穴(スリーブを使用)
各部屋には、エアコン配管用穴が開いています。
住み出した時に、エアコン業者がエアコン配管を室外に出します。
個人で触る事はほとんどありません。
最近ではエアコンが必須な為に、必ずエアコン用配管が開いていると思います。
穴を開けるのではなく、ボイド(鉄筋の状態で壁面に設置して穴を開けている様に見せる部材)を入れてコンクリートを流す。コンクリートが固まればボイドを抜く。
新築のマンションでは、穴を開ける事はありません。
図面で穴を開ける部分にボイド(丸い筒状になっており)を入れ、コンクリートを流し込みます。
コア抜きで穴を開ける場合(古い建物でエアコン配管用穴が無い場合等)もありますが、コンクリート躯体には鉄筋が入っており、その鉄筋を切断しなくてはいけない場合もあるので、構造計算等再度(必要な場合はどこかに補強しなければいけない)しなくてはいけなくなるので、ほとんどがコンクリートを流し込む前にボイドを入れ穴を作ります。
コンクリートが固まれば、ボイドをつぶし(コンクリートが固まれば、抜かずに、潰す方が一般的です)抜いて行きます。
壁面内外に仕上げをして、最後に蓋を設置します。
ここからが各居住者発注のエアコン業者が蓋を取り、エアコン配管を設置します。
次回は、その他の金物その16から進めて行きます。