マンションライフを快適に310
今回は、排水設備その12から進めて行きます。
排水設備
調査
内部に脂分等が溜まり、配管内が小さくなり(人間の血管と同様に)流れが悪いことがあります。
給水・排水・補給水等も同じです。
特に排水管は、使用した水となるので漏れれば気分的にもいいものではありません。
内部を確認する必要があり、目となるカメラが必要となります。
動画・静止画・X線・破壊による内部が確認できる方法により確認します。
雑排水管系統
雑排水管系統
キッチン・お風呂・洗面台・洗濯機排水等を流せる配管。
毎年1回雑排水管洗浄(毎年されていないマンションもあり)を行っています。
行っていれば、毎年住戸横引き管・共用横引き管を清掃していると思います。
竣工から5年経過しても雑排水管洗浄をしていなければ、実施をお薦めします。
汚水系
汚水管の洗浄は実施されていないのが一般的です。
共用の横引き管は、詰まりがあれば、一定間隔に桝があり、詰まればあふれ清掃ができます。
住戸の横引き管
しかし、住戸の横引き管は、器具(トイレ)を外さなければ清掃できなく、毎回脱着をしなればいけないので、汚水は清掃されていません。
最近のトイレは、節水仕様がほとんどで、20年前のトイレより水の流れる量が大変少ないです(その事により詰まり・流れが悪いと言うお客様は多い)。
住戸トイレにはラバーカップを用意しておく
ラバーカップを用意しておいて下さい。
使用方法
使用の仕方をよく間違っている方がおられますが、ラバーカップは押して使用するのではなく、水中で押して空気を入れない(少々の空気が入っていてもよい)変形したラバーカップを行きよい良く引く事で、便器側に水の流れを付け細くなった部分の詰まりを除去する事で水の流れを良くします。
トイレ廻りが汚れる可能性があるので、新聞等で養生・雑巾で清掃してください。
次回は、排水設備その13から進めて行きます。