マンションライフを快適に10
今回は、サッシ枠 その1から進めて行きます。
サッシ枠
リビングとバルコニー(端部屋では3面方向)、洋室と共用廊下等に明かりを入れる等をする為に、窓が付いています。
窓は、専用レールを転がらないとスムーズに窓が開閉できません。
建築基準法
住居する空間では
採光を必要とする居室と開口部の大きさは、一つの居室の床面積に対して1/7以上となっています。
サッシ枠には、ほとんどがアルミ製品が使われています。
皆さんが意識する事は少なく、掃除以外で触る事が少ない部分ではないでしょうか。
サッシ枠が原因で故障になる事が少なく、バルコニーの排水口が詰まり室内側まで雨水が侵入する事はあっても、単独で悪さをする事は限りなく少く感じます。
サッシを取り付ける順番について
マンションのコンクリートの型枠が外れると、最初にサッシ枠を鉄筋とを少し大きめのコンクリート開口部分に溶接します。
隙間が空いた場所を、コンクリートで埋めていきます。
隙間が空いて問題ないのか
コンクリートが大きく空いて、トロ詰めされていらば強度の問題があるのではとお思いでしょうが、主要構造部(柱・梁・耐力壁面・天井床)ではない為、玄関扉側・バルコニー側共に雑壁(柱と雑壁の飲み込み部分にはコーキングで分けられている)となっているので、あまり気にする部分ではありません。
サッシの取り替えをする前に
サッシも大規模修繕で交換する場合(相当年数の場合)もあります。
新築の逆工程となるので、サッシ際のコンクリートをハツリ、鉄筋(雑壁と接続されている部分を切りサッシを取り、新しいサッシを入れ、逆の順番で施工します。
工事期間中は、外気との境がなくなるのと、はつり、埃、音、室内側の仕上げ材を撤去しなくてはいけない等を考えれば、交換するにはハードルが高いです。
カバー工法
玄関扉枠もそうですが、既存サッシの上に新しいサッシを取り付ける商品もあります。
既存のサッシ開口寸法より少し狭くなります。
利点は、「内外装仕上げを取る必要がない。」「施工時間が短い。」「埃が少ない(斫って取るよりかわは)」等があります。
次回は、サッシ枠 その2から進めて行きます。