マンションライフを快適に189
今回は、消化栓(連結送水管)から進めて行きます。
消化栓(連結送水管)
消火栓が各マンションの入口近くに大きく、送水口(消防隊専用)等と書かかれた丸い物が2つ以上ないでしょうか。
この設備は、消防隊が消防車とを接続させて消化作業する為の設備です。
設置基準
①地階を除く7階以上なもの
⓶地階を除く5階以上で6,000㎡以上
③地下の延べ面積が1,000㎡以上
④50mを超えるアーケード道路
となり、マンションの場合は、①②③のどれかに当たるのではないでしょうか。
覚える時に、5・6・7と覚えていました。
住民の皆様が使うのは、屋内消火栓や、屋外消火栓や、消化器になります。
消防が使う連結送水管には、水が入っている場合(湿式)水が入ってない(乾式・寒冷地の仕様)があります。
消防隊は連結送水管を利用し、その地域の水槽からポンプ車で水を引っ張り、消火栓に接続させ消火させまます。
映画等で、黄色い道路消火栓(アメリカは消防は黄色)に車が当たり水が吹き出している映像をみかけますが、日本の映画ではみかけません。
マンションに付いている消防用消火栓は、水が入ってる場合と、入っていない場合があります。
消防車が到着して、消防車と連結する事で連結送水管がホースの役割をします。
あとは、火災の階に行き、火災階の消火栓(放水口)とホースをつなげ使用します。
点検
屋内・屋外消火栓のホース同様に、設置後10年を経過すれば耐圧放水試験車等で水圧をかけ3分間耐えるか確認します。
その後は3年毎の点検となります。
私自身、連結送水管の更新に出くわした事がないので何ともいえませんが、費用的にも工事的にも大変ではないでしょうか。
火災となると消防者車が一台に最大5人(はしご車は最大6人)の隊員が乗っており、隊長が現場状況を確認する係、隊員が消化活動を実施、機関員が車の運転、ポンプ等の操作を実施すると、分担されています。
消防署の前で、消防隊が訓練している姿を見かけると思いますが、出動するより訓練の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
個人的な感想ですが、筋トレの量、メンタル、訓練等、スポーツ選手以上に鍛えているのではないでしょうか。
次回は、集合エントランス自動ドアから進めて行きます。