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今回は、屋内消火栓 その9から進めて行きます。
消火栓ホースの点検
製造年月日から、10年経過するればホースの耐圧試験(義務)を実施しなければいけません。以後は3年毎に点検する。
試験機で圧力を約5分圧力をかけ、漏れないか(消火に支障のある水漏れ 少量の水漏れは問題視していない)を確認しています。
問題があれば、交換する事となります。
この点検は、消火栓ホースの点検であり、半年に一度の消防点検時にも点検されますが、別であたらめて点検します。
この点検は、法律で義務づけられている点検です。
問題がなければ、シールに点検日を記載の上、収まっているBOXに内側に貼ります。
築後10年以上たっていれば、消火栓の内側にシールが貼ってあるか・ホースの取替がされているかの確認ができます。
遡及効
マンションが建つ段階では、消防設備として整備しなくても問題なかったが、新しい法律で設置しなくてはいけない事になれば、既存マンションでも設置しなくていはいけない。
この様な状態が、遡及効(そきゅうこう)と言います。
消防法には遡及効を行う事があり、最近では、住宅用火災警報器を設置する事は遡及効となり、全住宅に設置義務が出てきました。
新しく法律が変わると言う事は、大きな事件等が起こった事により、法律を改定しなければ全戸周知が出来ない事となるので、遡及効として全戸に周知させるとなります。
この遡及と言う言葉は、覚えておいた方が良いのではないでしょうか。
屋内消火栓まとめ
各部屋に付いている、熱感知器・煙感知器が作動する事で、自動火災報知機(親機)と連動して、火災をいち早く知らせる。事が出来ます。
室内消火栓は「消火」をする目的となりますが、マンション全体で感知するシステムがあっての消火活動です。
何一つ欠けてもいい物でもありません。
屋内消火栓を使うには、点検する事、また訓練しなければ使用方法が分かりません。
消防訓練を受ければ、消火栓がどの様に設置されているか、順序の説明を消防署より説明されます。
屋内消火栓の他に
屋外消火栓・・・消防隊が来るまで使用する、屋外で使用する消火栓。
消火栓・・・消防車と接続させ使用する、消防隊が使用する消火栓となります。
次回は、室外消火栓から進めて行きます。