マンションライフを快適に29
今回は、給水方法 その2から進めて行きます。
給水方法
ポンプの種類
給水用渦巻ポンプ
揚程(ようてい)が高くなると多段渦巻ポンプが使用される。
揚程(ようてい)
ポンプが汲み上げられる可能な高さ。
イメージ
水を低い位置から高い位置に上げる高さ。
高さが高いと上部まで上げられなくなる。高層階であると、途中に受水槽を設け、一旦中継する必要がある。
水を持ち上げる威力(水を押し出す)がどこまであるか。と言う事です。
ほとんどのマンションの給水ポンプはこのタイプが採用されています。
直送ポンプ(加圧ポンプ)ユニット
給水管内の圧力・流量を感知、想定して、圧力スイッチ・流量計で水を供給する回転数を制御するポンプ。
送り出すポンプは一台と言う事はなく、複数で交互に動いています。
1ユニットの交換で、車が替える金額(階数・規模によって変わります)がします。
5年目にオーバーホール(大体5~6年目で実施した方が良いのではと、点検業者から案内される。)
10年目に取替する事が、推奨されています(もう少し使用出来る場合がある)。
オーバーホール
ポンプも異音が発生(約5~6年目)し、定期点検で、そろそろオーバーホールを実施した方が良いと言われると思います。
本当に、少々の異音で交換する必要があるのでしょうか。
こちらに関しては、止まってからでは、材料・人の手配等の問題があり、ただちに交換できない事もあり、安全を考えると実施した方が良いと考えられます。
※オーバーホールをしたから寿命が延びるとは考えないでください。
いつ何時故障するかもしれません。オーバーホールはルーティーンみたいな物で、しないよりは、した方が寿命が延びるよね。と言う考えの元に実施されています。
少々音が変わったぐらいでは、実際ポンプ室に入って音を聞いてもわかりません。
ポンプは、交互運転をする為に、一つだけが異常な音がするポンプもありますが、最初の内は点検員しか分からない音しかしません。
オーバーホールを実施するにも、費用もかかります。断水もします。管理者は、ぜひポンプ室に入り、音がどの程度するかの確認をしてください。
次回は、給水方法 その3から進めて行きます。