マンションライフを快適に183
今回は、壁面仕上げ材 その5から進めて行きます。
クロスふくれ
クロスを貼替した場合は、クロスのりが乾いていなくクロスが少しふくれている場合がありますが、乾燥すればピッタリ収まります。
これは、前のクロスを捲る際に、裏紙が壁面に残る事で、壁面下地と以前のクロス裏面が残る事でおきる現象で、新築ではあまり置きません。
新築で浮いていれば、その他の原因が考えられます。
クロスのり付け機の調子が悪かったり、貼る際に押さえつけが出来ていなかったりと、原因を追究するのは不可能に近いですが、張替が必要となります。
クロス当てキズ
こちらは、クロス業者の責任と言うより、その他の業者が出角に当てたり、壁面にキズをいかせる可能性が多いです。
クロスの工程は、最後の方である為、その後に室内に入る業者は限られています。
例)エアコン業者・WAX業者・ガス水道業者・建具業者・監督等です。
補修のしかた
めくれた破片が残っているか、いないかで対応が変わってきます。
破片が有る場合、木工ボンドで取り付け元に戻す可能性があります。
破片が無い場合、張替するしか方法がないです。
クロスの張替方法で、キズ部分を正方形で切り、そこに新しいクロスを貼る事(パッチ)は、将来クロスがちぢみ正方形の枠みたいに隙間があく可能性もある事から、その様な補修方法を提示されれば、一枚(天井から床まで)を張替してほしい。と伝えて下さい。あまり、パッチ(業界用語?)で張り替えする事はないと思いますが念のため。
次回は、壁面仕上げ材 その6から進めて行きます。