マンションライフを快適に126
今回は、壁面仕上げ材 その2から進めて行きます。
クロスの幅
クロスは約900㎜幅(厳密に言うと909~910㎜幅 昔は1寸=303.03㎜で計算されていた為、現代の㎜表示になっても、メジャーにも910㎜の所にマークしているメジャーもあり。)その長さに両サイドに耳が付き約920㎜あり、長さは1ロールは約50mあります。
お客様に提出する見積には、㎡単価で記載されている事が多いですが、クロスを貼る最には、①900㎜幅が何本いるか。②高さはどの程度いるか。をやぶったクロスも裏面にメモして必要枚数を把握していきます。
クロスのり付け
クロス用ノリ付機で、裏面にノリを付けながら、高さの合わせ、両サイドにビニールのテープを自動的に付け(貼る際に、クロス同士を重ねてもノリが付かずカット出来る)、高さ寸法より若干多きめのサイズでカットしていきます。
あまりm数が少ない一部分の改装等の場合は、クロス用ノリ付機は使用せず、手動ローラーでクロスの高さを切った裏面に、「コロコロ」と手で塗っている姿を見ます。クロス用ノリ付け機を出して、終わった後に掃除する手間を考えると手動ローラーでノリ付けした方が効率が良い場合もあります。
寸法取り
測る時は、メジャーの片方を0、もう片方を1.000㎜程度の所でもち、片面何幅いるか。高さは何㎜かを確認しながらメモしていきます。
見積などは、㎡数を使ったりしますが、職人さんは何m施工したかにより金額も変わってきます。
本来は、㎡数が伸びる(業界用語)平面の「ベタ(これも業界用語?凹凸の無い)」とした一面を貼る方がお金になるらしいです。
クロスのり
クロスそのままではノリが付いておらず、クロス用ノリ付け機で高さにカットする際に、クロス裏面に専用のりが付くようになっています。
ホルムアルデヒドと言う言葉をお聞きされた方もいらっしゃると思いますが、昔ホルムアルデヒド入りのクロスのりがありましたが、現在はシックハウス症候群を無くすために、ホルムアルデヒドが過剰に入る(F☆☆、F☆☆☆は㎡数に制限あり F☆は使用禁止)現在はほとんど使用されていません(F☆☆☆☆マークはホルムアルデヒド不使用または、微量で人体に影響なし)。
クロスのりは水性で、乾くと張り付く形となるので貼りたては手でもめくれます。
次回は、壁面仕上げ材 その3から進めて行きます。