マンションライフを快適に63
今回は、各部屋の扉 その9から進めて行きます。
開き戸、引き戸以外に、物入、片面クローゼット等に扉が使用されていると思います。
物入・クローゼット等の折れ戸・観音開き戸
廊下、キッチン等に小物を置ける物入が設置されている住宅では、片開の折れ戸、観音開きの折れ戸等が使用されています。
開けた時に、扉が出て邪魔にならない様に、扉が半分に折れ建具の出(開けた時の出)が半分程度に収まる扉。
木目調シート仕上げがしてある場合は、芯材がMDF等になっている場合が多いです。
金物
使用している金物は、ガイドピン(軸用と稼働部2種類あり)折れ戸用ヒンジ、取手が使用されています。
ガイドピン
扉の軸(丁番の役目)になる、軸用は扉の軸になる部分が金物で伸び、上下レールに固定する事で軸となる。
扉先端用は、上部、下部共プラスチックのコマが付いています。扉が移動してもコマで転がりガイドする金物。
ガイドピンの故障 その1
軸用ですと、枠に上下レールがあり、凹みの金物に軸を入れ移動させ、止める事で軸が固定される様になっています。
使用を続けると、その金物の固定が緩み移動する事で、本来あるべき軸の位置からズレ、開ける、閉める事で、扉が枠にあたり、軸金物付近の扉が割れ閉まりが悪い、ひどい時は外れる場合があります。
ガイドピンの故障 その2
先端部分上下にもガイドする金物が入っており、先端がプラスチックの円盤の玉コロがありますが、プラスチック部分が割れ動きが悪くなる場合があります。
扉の先端の動きが悪い、綺麗に閉まらない等があれば、大体プラスチックが割れています。
部材は、ホームセンターでも販売している場合もあります。
次回は、各種扉 その10から進めて行きます。