マンションライフを快適に310
今回は巾木 その2から進めて行きます。
巾木が使用されるのは その2
巾木を使用する場合、床仕上げを若干寸法を短く施工する事が出来、フローリングの場合、サネに入れ込む必要があるので、一片で2~3㎜程度短くし、その隙間に平バールで寄せながら、くさびを打ち込み、ボンドを乾かす事ができます。
また、壁面クロス貼りについても同様に、巾木のHが一番短いのでH60㎜ですので、床面からH60㎜の間でクロスを切る、一番下までクロスを貼る必要がなく、時間的に早く仕上げられ、巾木を使用する事で綺麗に見せる効果があります。
巾木で逃げ(業界用語)ています。
クロスを張替する時などは、巾木の上場でクロスをカットして張替しています。
ソフト・木目調巾木の使い分け
ソフト巾木の特長として、水に強い?(木目調巾木よりは強い)、木目調巾木の仕上げ材にはシートが使用されており、表面は水に強いのですが、芯材(MDF等は水を吸って膨張する)事で、水に強いとは言えません。
したがって、洗面所等の水が掛かる可能性のある場所にはソフト巾木が使用されています。
トイレはどちらとも言えません。ソフト巾木で施工される場合も、木目調巾木で施工される場合もあります。
洋室・リビング等には、木目調巾木が使用されるのは、仕上げた場合の見た目バランス、フローリング・建具に合わせた仕上げをする事で、スマートに見せられる商品です。
次回は、各部屋の扉から進めて行きます。