マンションライフを快適に69 -2
和室仕上げ材 その2から進めて行きます。
膨張
木材は、水分をあたえると膨らむ習性があるので、少し凹んだ補修方法として、凹んだ部分に水を2・3滴流し、しばらく置く事で水分を含ませ膨らませる修繕する方法もあります(凹みが大きいと修繕出来ません)。
単板張り替え
造作材の補修方法として、凹みが大きい場合、単板を張る事があります。
現在の単板を捲る(無垢材であればその上に)→下地面を清掃・調整→単板を切る(形に合わせる)→速乾ボンドをシンナーで薄め(そのままではボンドが伸びない・専用ボンドもあり)→下地、単板両方に塗り乾かし→貼り付け→ペーパーをかける。
順番で補修します。
仕上がった状態は、小口をよく見ないと単板が張ってあると思えないくらい綺麗に仕上がります。
工場で施工する場合は、圧縮させてボンドを定着させるのですが、現場で張替えを行う場合、圧縮できないので、工場施工より早く劣化(単板がめくれる事はあります。)また、速乾ボンド系は熱に弱いので、日の当たる、密閉した空間では張替えた箇所に水膨れ見たいな気泡が出る場合があります。
次回は、巾木から進めて行きます。