マンションライフを快適に272
◆木材枠関係
玄関、窓、扉、サッシ、勝手口等、色々な場所で使用されている材料。
芯材
マンションライフを快適にNo27・28でお伝えした通り、芯材は、木材チップ・木材小片・木廃材に専用ボンドを入れ、加熱・圧縮された材料を芯材に使用し、パーチクルボード・MDF・インシュレーションボード・ハードボード等があり、現在使用されている木目調に仕上がっている物は、ほとんどシート仕上げ+パーチクルボード等となります。
仕上げ材
室内全体の色合いが、枠・扉の色、クロスの色、フローング等をバランス良く選べる様になり、お客様、デザイナーが自分の洋服と同じ様に、自身のカラーを出せる所まで来ています。
設計段階からお客様が入れる様にもなり(主要な設備等は同じで)、安い買い物ではないので当然と言えば当然かも知れません。
選んだシートであれば、シートのメーカー、品番は覚えておいた方がいいでしょう。あまり出ない商品はすぐに廃盤(仕上げ材が売れない場合)になるのでご注意下さい。
何故本当の木材を使用せず、シート仕上げの材料が使用されるのでしょう。
第一に、木材が無くなりつつあると言う事です。
今ある資源、これから作る資源と、使用する量のバランスが合わず、木材の供給が難しくなり、木材も高騰しています。
また、現場は、コンクリートを作ってから、内装仕上げまで、相当数の業者が現地に入り、下地、仕上げをしていきます。
業者の数が減れば減る程、人の出入りが少なくなり、修繕するリスクが少なくなる事、工期も短縮出来る事から、仕上がっている物を取り付ける事で、後工程のない物が重宝されます。
将来、「コンクリートの5方を仕上げ、その中に内箱見たいにそっくり仕上げた物を入れ込みもう片方面のコンクリートを仕上げる。」見たいな工法が出てくる可能性もあるのではないでしょうか。一般住宅ではトラックで運んで組当たる工法が出てきています。あと数年もすれば、それに近い物で出てくるのではないでしょうか。
次回は、◆木材仕上げ関係から進めて行きます。