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マンションライフを快適に10

宮崎英人

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テーマ:マンションライフを快適に

「お風呂」
前回は、「給水各所」のご紹介でしたが、
今回は、「お風呂」の給水から進めていきます。

お風呂
お風呂壁面の水栓が付く裏側で接続されています。
近年のお風呂は複雑になり、追い炊き・差し湯が出来る様になり、最近は携帯からお湯はりまで出来る物もあります。
給湯器⇒さや管ヘッダー⇒お風呂へつながっています(給湯器と直接つなげる場合もあります)。

接続口を触れるのは、工事関係者でないと触れない(触ろうとするとお風呂の壁面パネルを外さないと触れな)様になっています。
新築の際は、スケルトン(何もない状態から)に配管を設置し、造作をする一番初めに施工する事で、組立が早く出来ます。
それから、壁面下地・仕上げをしていくので、改めて触ろうとすると、一度お風呂(ユニットバス)の壁面を外す必要があります。

体験談
「お風呂裏でジャーと水の流れる音がします。」と連絡があり、「点検口の下をのぞいて水が溜まってませんか?」とお電話をつなぎながら確認して頂いたら、溜まっているとの事。PS・MBの水道の元栓を閉めてもらい、音が無くなった確認をし、早急に向かいました。
竣工後間もない状態で、お風呂のメーカー・水道業者にも来てもらい、初めに溜まっている水を抜き・壁面パネルを外し・再度給水の確認をしました。
お風呂に入る給水部分の接続がうまく出来ていなかった為に、水道圧力で外れかけた経験があります。
竣工までに、点検を何回もしなければいけないのにこの様な事になるのは、ヒューマンエラーとしか考えにくいです。
洗面所をそっくり入れ替える為には、入居しながらは難しく、近くの賃貸マンションに移動して頂きながらの工事となりました。
ちなみに、洗面所床下には防水層が設けられており、下階には被害が無かったのが幸いでした。

次回は、洗面台からお話させて頂きます。

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宮崎英人
専門家

宮崎英人(マンション管理士)

株式会社スナグル

30年余りマンションに携わるマンション管理士が、管理組合・住民の立場に立ち運営・管理をサポート。修繕計画、組合運営、住民トラブル等、豊富な相談事例を生かしてお応えします。

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