年齢を重ねることは素晴らしい

パソコン教室では、「昨日できたことを、今日忘れてしまいました」と、ため息まじりに話される方が少なくありません。
でも私は、忘れることは“学びの失敗”ではなく、“学びのリズム”だと思っています。
人は新しいことを覚えるとき、
一度覚えて、
少し忘れて、
また思い出して、
その繰り返しで自分のものにしていきます。
まるで、波が寄せて返すように。
そのたびに、ほんの少しだけ深く刻まれていく。
忘れることを責める必要はありません。
むしろ、忘れたからこそ、もう一度ゆっくり向き合える。
その時間こそが、学びの“カルチべーと(cultivate=耕す)”なのだと思うのです。
畑も、耕すたびに柔らかくなり、種が育ちやすくなる。
人の心も同じで、繰り返しの中で、少しずつ育っていく。
今日できなかったことは、明日の芽になる。
そんなふうに、ゆっくり育つ学びを大切にしたいと感じています。


