生活を楽しむためのパソコン活用を支援するプロ
松永良治
Mybestpro Interview
生活を楽しむためのパソコン活用を支援するプロ
松永良治
#chapter1
「難しいことは考えず、生活を便利にするため、また暮らしを楽しむための道具として、パソコンを使ってみませんか?」と呼び掛けるのは、熊本市の「ヒューマネット情報」の代表・松永良治さん。エンジニアとして法人向けに業務システムの開発やDX化をサポートする傍ら、地元住民に向けてパソコン教室「サンライ」を運営しています。
「肩の力を抜いてデジタルに親しめる場にしたいと思っています。シルバー層や新社会人など、幅広い世代が親睦を深めるコミュニティールームとして、皆さんの人生を豊かにするお手伝いがしたいですね」
松永さんは、「ワードやエクセルを使えるようになりたい」「離れて暮らす家族とビデオ通話をしたい」など、一人ひとりの目的や希望を丁寧にヒアリング。決まった教材・カリキュラムを用意するのではなく、習熟度も踏まえてレッスン内容を組み立てます。
「電源の入れ方、マウスの使い方やキーボードの入力方法、インターネットの検索やメールの送受信の仕方など、基本的な操作から手ほどきします。分からないことは一緒に調べて勉強し、生徒さんの『困った』を放置せず、解決まで伴走することが当方の役目です」
個別学習で細やかに指導。教室に来られない人や、パソコンを持っていない人のために、訪問や無料貸出、パソコンの購入相談(新品・中古)・レンタルも行っています。
「手描きのイラストであいさつ状を作成したり、写真や動画を編集してオリジナルのDVDを作ったり、ブログを活用して趣味の仲間と交流することもできます。興味はあるものの、自分にできるだろうかと不安な方こそ、お気軽にご相談ください」
#chapter2
松永さんは1961年に八代市で生まれました。高校卒業後に上京し、東洋大学Ⅱ部(夜間部)に通いながら、昼間は建材の卸会社に勤めます。
「最初の配属先は電算室でした。時代はコンピューターの黎明期で、室内には機械音がガチャガチャと響いていました。いま振り返れば懐かしい光景こそが、私の原点です」
コンピューターを動かすプログラミング言語を学び、さまざまなシステム開発に従事。全国の拠点をネットワークで結ぶなど、大規模なプロジェクトにも携わりました。
「当時は巨大な汎用機が主流。膨大なデータを処理する回路図を書くため、99%は設計に悩み抜く時間でしたが、完成した瞬間の達成感は格別でした」
9年間の勤務を経てシステムエンジニアとしてITの分野で研さんを積み、1991年に独立。東京で「ヒューマネット情報」を創業しますが、順風満帆とはいきませんでした。
「バブル崩壊の余波を受け、主要顧客の業績低迷により契約が相次いで終了しました。苦境に陥り、土台を作り直したいという思いから帰郷を決意しました」
1996年、熊本に戻った松永さんは、立ち上げた法人を休眠させて他社で働きはじめます。しかし、その勤務先が程なくして倒産。それによりシステム管理を任せていた先を失い、困っていた顧客から「松永さんに継続してシステムを見てほしい」と依頼されたことが転機となりました。
「事業を再始動し、2001年には『パソコン教室サンライ』を開設しました。一般家庭にパソコンが普及し、使い方を教えてほしいという声が高まるのを受け、力になりたいと思いました」
#chapter3
エンジニアとして45年以上のキャリアを持つ松永さん。手元には、世に出せていないソフトウエアの種が10以上眠っているそうで、長年温めてきたプログラムの社会実装にも意欲を燃やします。
「日勤・遅番・夜勤と、勤怠が複雑な病院や介護施設に向けて、シフト管理システムを展開しています。看護師や介護士といった職員ごとの職種、常勤・非常勤のような雇用形態、週間の勤務体制などを登録すれば、月間の出勤表を自動作成し、実働時間も集計します。煩雑な作業を簡略化することで現場の負担を和らげ、ケアに専念してほしいですね」
ほかにも、耳や言葉が不自由な要介護者と意思疎通するコミュニケーションツールや、訪問先のコースや履歴を記録する営業支援ツールなども開発。最近ではAIによる創作活動にもチャレンジし、自身の経験を投影した物語を執筆するなど、デジタルの可能性を追求しています。
「AIは、情報を入れて指示を出すだけで文章や画像を生成できるのが特徴で、シニア世代にも使いやすいツールです。生い立ちや歩んだ道のりを振り返る自分史を制作することもでき、用途は幅広いので、私自身が楽しみながら知識を蓄え、生徒さんにお伝えするつもりです」
人生100年時代を見据え、「目標は80歳まで現役でいること」と笑顔を見せる松永さん。テクノロジーを駆使して、業務の効率化を図り、頭の中にあるイメージをアウトプットし、利便性や創造性を高めるノウハウを共有していきたいと語ります。
(取材年月:2026年4月)
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Profile
生活を楽しむためのパソコン活用を支援するプロ
松永良治プロ
パソコン教室の運営業、システム開発業
ヒューマネット情報株式会社
エンジニアとして45年以上にわたりシステム開発に従事。特定のカリキュラムは設けず、一人ひとりの希望や習熟度を丁寧にヒアリングした上で、それぞれに合わせたパソコン活用を支援します。
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