Mamiya メンテナンス終了しました。
写真は、Mamiya645です。
世界初のブローニー(120)フイルムが利用出来るカメラとして1975年に製造されました。
現在の所有者は、使わないので処分したいと考えていたそうですが、わかばのチラシを見て相談に来店されました。
このカメラがどのような場所で製造され、誰が使用してきたのか、知る由もありませんが、解るのは、彼の現在の状態が極めて厳しいということでした。
きっと、日の当たらない、風通しの悪い場所に何十年も放置されていたのでしょう。
①レンズに沢山のカビやバルサム切れ
②モルトの劣化
③ミラースクリーン、ファインダーの汚れ
④ボディ全体の青錆
⑤ネジの腐食
このような状態のカメラは、通常、ジャンクと呼ばれています。
ジャンクとは、商品としては機能しないので部品として利用されるものを指します。
このカメラが、部品ではなく、再度カメラ(製品)として機能するように、未熟ではありますがメンテナンスを開始します。
捨てればゴミ、直せば宝、捨てる前にそのものの価値を深く考えてみましょう。