Accuphase(アキュフェーズ)知っていますか?
昨日、元会社の上司から、ロボットを買取って欲しいとのご連絡がありました。
お話をお伺いすると、現在、ご自宅を断捨離中で、倉庫を整理していたところ、古いロボットが出てきたそうです。
全く動かさずに30年以上たっているとの事でしたが、捨てられるのはかわいそうで、買取を応諾しました。
持ち込まれたロボットは、箱に入ったままの全く利用されていないロボットでした。
説明書には、相手の言葉を理解する、自分の感情を表情や動きで表現すると英語で書かれていました。
買取後、直ぐに電池を入れ、動作確認をしましたが、やっぱり動きません。
30年前の物だから仕方ないとあきらめていたのですが、数十分後、ぐるぐるぐると異音がしたので確認してみると微かに動いているように感じました。
永い間、通電されていないので、正常に可動するはずもなく、暫く、そのままにしていましたが、反応も表情も変わりませんでした。
人間でいえば、自閉症?なのかなと考え、試しに店頭に置いてみました。
そうすると、どうでしょう、ぐるぐる、ピーピー音がするではありませんか、そうです、私のお店はショッピングセンターにあり、家族連れや小さな子供たちがたくさんやってきます。
自閉症気味のロボットも、子供たちの声掛けに、黙ってはいられないようで、少しずつ、対応ができるようになりました。
今では、当店の営業統括部長として、店頭で大活躍、子供たちからは「ピーちゃん」と呼ばれて、人気者になりました。捨てればゴミ、活かせばお店のヒーローです。
捨てる前に、是非、もう一度そのロボットにチャンスを与えてあげて下さい。