野立て太陽光発電システムについて
太陽光設備にはパワーコンディショナ―(パワコン)と呼ばれる、太陽光パネル内部で作られた「直流電力」を家庭内で使用することができる「交流電力」に変換する機器があります。
太陽光発電で蓄電を行う場合、この変換した「交流電力」を「直流電力」へ変換して充電することになります。
このため太陽光設備と蓄電池それぞれに1台ずつパワコンが必要となっていました。
しかし、電気は変換するたびにロスが発生してしまうので2台使用するシステムは効率がよくありません。
そこで2台のパワコンを1台にまとめたのが「ハイブリット蓄電池」です。
【ハイブリッド蓄電池システムのメリット】
・蓄電効率がよい
電力は直流と交流を変換するたびにロスが生じてしまいます。
ハイブリッド蓄電システムは太陽光パネルが発電した直流の電気を直接貯めることができるまで無駄が生じず、安定した供給が可能です。
・停電時でも電気を使いながら充電することができる
太陽光パネルで発電した電気を家庭用電気に変換して消費する一方で、同時に蓄電することも可能です。
停電時でも使用する家電や機器に対して発電した電気の一部を供給し、残りの電力を蓄電池に充電します。
・ニーズに合わせて様々な蓄電モードが選べる
なるべく電気を買わずに自宅で発電した電気を使いたい方や、停電時に備えて蓄電池の残量を十分に保ちたい方、できるだけ売電を多くしたい方など、蓄電池をどう使いたいか、最近のハイブリッド蓄電システムでは、複数のモードが用意されていて、自動的にニーズにあった運転が行われます。