野立て太陽光発電システムについて
『塩害』は、海中に含まれる塩が風などに乗って空気中を運ばれることで引き起こされます。
沿岸部においては、住宅や農作物、電気設備や鉄、コンクリート構造の施設などが塩分によって大きな被害を受けることがあり、そのような塩分による被害の総称が『塩害』となります。
四方を海に囲まれた日本では、海岸沿いで太陽光発電をするということも少なくありません。
海岸沿いは日当たりを遮る障害物が少なく、効率よく発電ができるというメリットがあるからです。ですが、一方では『塩害』を受けやすいというデメリットがあります。
雨水のかかる場所は塩分が洗い流されやすいですが、雨水を浴びにくい部分は劣化が早くなってしまいます。
『塩害』は太陽光発電装置の故障の原因にもなりますので、海岸沿いで太陽光発電をするのであれば、メンテナンスや対策も重要になり、それに先駆けて、塩害対応した機器を選ぶというのも大切になってきます。