太陽光発電システムを長持ちさせるためのアフターメンテナンス
設置業者が重要な理由
ライフラインサービスの山崎貴修です。
住宅用太陽光発電はメーカー選びよりも設置業者選びが重要です。
メーカーは各社とも、製品の研究開発に取り組み、製造にあたっては厳しい品質管理のもとに行なっています。メーカーによって製品の特徴に違いはありますが、基本的な品質・性能についてはいずれも安心できるものです。
一方、設置業者は技術力、経験、また、ここが問題なのですが、倫理的に疑問を持たざるをえない業者も存在します。同じ設置業者として悲しく思います。技術力、経験のない業者が住宅用太陽光発電を設置したため、雨漏りがするようになった、というような話を聞いたりすると、怒りを覚えたりもします。設置業者は慎重に選ぶ必要があるのです。
メーカーの保証について
各メーカーは、自社の製品に保証をつけています。主な保証は「出力保証」と「システム保証」です。
出力保証は、発電力の低下に対するもので、システム保証は太陽光発電システムが正常に作動しない場合の保証です。保証内容や期間などはメーカーによって違いがあります。また、災害、雨漏りなどに保証を行なっているメーカーもあります。ただ災害等への保証は、保証の範囲について十分に確認しておく必要があります。
設置業者選びのポイント
設置業者を選ぶときの主なポイントは、「提案力」「技術力」「信頼性」……この3つです。
提案力とは、お客さまのご家庭に最も適したプランを提案できるか、ということです。それを見極める方法は簡単です。お客さまが「こうだといいなあ」とお考えになったことを、どんどん注文なさることです。お客さまのご注文に応えることができない、あるいは、めんどくさそうな顔をする、そうした業者は提案力がない業者です。
二つめの技術力ですが、これについては施工事例をお聞きください。どのようなご家庭のどんな屋根に、どう設置したか、写真なども出してきちんと説明できる業者は、ある程度の技術力を持っていると判断できると思います。
三つめの信頼性。これはお客さまに感じていただくものです。「住宅用太陽光発電は儲かりますよ」とか「もとはすぐとれます」なんていうことばかり言う業者。こういった業者は、なんだか信頼できそうにありませんよね。