住宅用太陽光発電で停電・災害に強い家づくり
設置場所は日当たりのよい南側の屋根が理想
住宅用太陽光発電システムで効率よく電気をつくるには、太陽電池モジュール(太陽光パネル)を最適な場所に設置する必要があります。
設置する場所としては、日当たりのいい南側の屋根が理想的です。屋根の方角による発電量の違いを調査したデータによれば、南側の屋根の発電量を100とした場合、東西の屋根はそれぞれ83、北側の屋根は62という数値になっています。
このデータからもわかるように、屋根の方角は発電量に大きく影響するわけですね。
ただ、屋根の方角が発電量から見て理想的ではない場合でも、太陽電池モジュールを振り分けて設置する方法もあります。そうした点も私たちにご相談ください。これまでの経験をふまえ、太陽電池モジュールを最適な場所に設置いたします。
札幌と沖縄では違う傾斜角度
また、太陽電池モジュールの傾斜角度も大切です。地域によって日射角度に違いがあるからです。参考までに東と西の主要都市や、北や南に位置する地域をあげてみましょう。
東京や大阪は30度が理想的と言われますが、緯度の高い札幌では35度、緯度の低い沖縄では20度が理想的と言われています。
傾斜角度による発電量の違いを見るため、太陽電池モジュールを、同じ南側の屋根に、傾斜角度30度と70度で設置したところ、30度の場合の発電量を100とすると70度では80を少し越える程度という調査結果があります。
「これから家を建てよう」そして「住宅用太陽光発電システムを備えよう」とお考えの方は、屋根の角度についても、家づくりの際に専門家と相談することをおすすめします。
設置面積と注意点
次に、太陽電池モジュールの設置面積ですが、住宅用太陽光発電は4キロワット程度の設置が多いようです。その場合必要となる太陽電池モジュールの設置面積は、約25~40平方メートルです。数字にひらきがあるのは、太陽電池モジュール1枚あたりの出力が、高いものもあれば低いものもあるからです。
最後に、注意していただきたい点をひとつ。それは、反射光です。太陽の位置・角度、太陽電池モジュールの設置角度によって、反射光が近隣の住宅に差し込む可能性があるのです。苦情が出たり、訴訟になった例もあるようです。
それゆえ、設置前に反射光についても確認しておく必要があります。
太陽電池モジュールの設置場所、設置角度、また設置面積、そして反射光への配慮。いずれも当社にご相談ください。お客さまのご自宅に合ったご提案をいたします。